2014年1月20日月曜日

木村カエラ×写真家・野村浩司


これはCDのジャケット写真の数々です。カエラーのみなさんなら、写真中央を見ていただけると、カエラさんの「Scratch」や、「5years」、「BEAT」、「マスタッシュ」、「喜怒哀楽plus愛」、「Sun shower」や「Sync」などのジャケ写が入っているのが分かると思うのですが、実はこれらのジャケ写のフォトグラファーはすべて、野村浩司という写真家さんの作品だったんですよね。この方が昨年9月に52歳で亡くなったという事を最近知りまして、今日は記事を書くことにしました。

野村さんは木村カエラ以外でも、PerfumeやKREVA、SEKAI NO OWARI、Superflyなど、数多くのアーティストやアイドルのジャケットを撮ってきた方で、ヒットチャート上位の半分のジャケ写は野村さんの撮った写真だ、っていうくらいの売れっ子さんだったんですよね。多分、みんなの持ってるCDの中にも、ふたを開けてみれば「これ、野村浩司のジャケ写じゃん!」っていうのがいくつか出てくると思うんです。


こちらはカエラさんの3rdアルバム「Scratch」のジャケ写。ひな壇みたいな緑色の段の上に、イルカやきりん、小鳥、スノードーム、お酒など、アルバムの中に入っている13曲のイメージが並べてあるっていう作品なんですが、このジャケ写は本当に好きだった。あと「Samantha」のジャケ写もすごい好きだった。そもそもCDパッケージの写真は、いわば音楽の”顔”ともいえる部分。とくに「木村カエラ」というアーティストに置いては、写真やアートなど、目から訴える力が強い存在だと言えると思います。ゆえにジャケ写やパッケージの世界って木村カエラには重要な要素で、その世界観を十二分に表現できたカメラマンが、この野村さんだったということは、手がけたジャケ写の数からも想像できる気がして。

大きな存在を失ったなーって思います。音楽界は。


現在発売中の写真マガジン「COMMERCIAL PHOTO 2014年02月号」では、野村浩司特集が組まれていて、カエラさんもコメントを寄せてるんですが、「まだまだ私のことを撮ってもらいたかった。そして木村カエラを導いてほしかった。あなたのアドバイス、大好きです」という内容が綴られていました。結構な歴史の中で、木村カエラもかかわっていた写真家さん。きっとこれらのジャケ写とともに、私も忘れることはないだろうなと思います。

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