2013年11月4日月曜日

覚悟がまだまだ 1ミリも 足りないね


おすすめ度:☆☆☆☆☆

今日はPerfumeの「LEVEL3」を紹介します。

最近は掘り出し物紹介をよくやってたので、新譜の紹介はかなりひさしぶり。緊張します(笑)

前作「JPN」からおよそ2年ぶりで、「Magic of Love」「Spending all my time」などのシングル曲4曲を含む14曲入りのアルバムです。ブレイクからはや5年たちましたが、最近のPerfumeのPVを見てると「オトナになったなー」って印象を受けますし、ダンスにしても、より大人っぽいダンスを自然に踊れるようになった印象があります。


CDにパッケージすると、当然Perfumeの魅力の一つであるダンスの要素は封印されます。そこでCDを出す時に何を売りにするかというと、踊る気持ちにさせるトラックとか、ドライブミュージックに対応できる音楽、ってところになるのかなと思います。今回のアルバムもこれまでのPerfume同様、いや、それ以上の?ダンストラック集となっており、シングル曲も「未来のミュージアム」以外は大胆なアルバム用アレンジに生まれ変わっています。

一方で歌詞は、「全然やる気が起きない」とか、「夢の中に住みたくて」とか、けっこう内向的なものが多いかも。シングル曲が基本前向きすぎるので、アルバム曲の歌詞は内向的にして、バランスを取ってるのかもしれませんが。けっこうな苦労を描いた曲もあります。アルバムのリードトラックになっている「1mm」とかがまさにそんな曲で。何年やっても難しい、好きなことひとつに集中することが、楽そうに思えてじつは大変、これはどの職業であっても同じことのような気がするのですが、特にダンスにストイックなPerfumeの3人に歌わせては、大きな説得力を持たせる曲になるのかなと思います。


”好奇心まかせの 日々に退屈して
ひとつのことだけ 追いかけてみるのが
実は難しい 本気になるくらい
気持ち次第だね なんて思ってたけれど”
(「1mm」歌詞冒頭より抜粋)


ちなみにこの曲のPVでは、かしゆかの髪形がいつもの前髪ぱっつんな感じじゃなくて、デコだし横わけのカッコいい感じになってるので、そちらも必見です。全体的に見ると、かなりハイレベルなトラック集ですが、Perfumeらしいとっつきやすさ、歌詞のなじみやすさは健在。色んな人に気軽に聴いてもらいやすそうなアルバムです。

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