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2014年1月7日火曜日
NHK紅白歌合戦(2013) 雑感
紅白歌合戦の雑感を書きます。写真は大トリの北島三郎さん。最後こんなのが出てきたら、そりゃあ白組が勝つでしょ(笑) 視聴者投票も最後は23万対43万とかになってて。去年が31万対35万くらいの僅差だったのを考えると、激しい差がつきました。
勝敗を分ける得点のつけ方は、数年ぶりにボール方式(審査員10点、視聴者2点、会場1点)になってて。デジタルTVの視聴者投票に重きを置かれるのも面白かったんだけど、正直番組の最初から最後まで見てないかもしれない人の投票が一番重いっておかしいよなって思ってたので、この改めはよかったと思う(純粋なファンの数では白組のほうがどうせ多そうだし)。審査員1人の点が重すぎて、芸能人による、芸能界のための集まりって感覚はまた強くなりましたけどね。
とりあえず歌手別で、かるく気になった人たちの感想を書いていきます。
▽サカナクション
「ミュージック」で出演となりました。前半のラップトップからのバンド演奏へのスピードチェンジはライブでも同様にやってます。ファンとしてはいつも通りのパフォーマンスでしたが、初めて観た人にはどういうふうに映ったのか。私の家族は初めて観て「よく分からない」って言ってましたが、ロックってそんなものでいいと私は思ってる。一郎さんは若干緊張してたかな。笑
▽Linked Horizon
アニメ「進撃の巨人」の主題歌を歌ってた人たち。60人以上の合唱隊が参加して、アニメ動画をバックで流しつつのパフォーマンスでした。なんか、ボーカルの人の覚えやすそうな振り付けとか、後ろの方で外国語?をくっちゃべってた人とか、ネットでいろいろ突っ込まれそうだなあと思った(笑)。あと、合唱隊のズボンが一瞬短パンかと思って2度見した。←
▽きゃりーぱみゅぱみゅ
階段をもスクリーンにしての演出がきれいでよかった。AKBとかの多人数グループよりは、やっぱ少人数のほうが映像演出は映えると思う。「にんじゃりばんばん」~「もったいないとらんど」のメドレーでしたが、この日に披露されたどのメドレーよりも曲のインパクトが強く残ってます。そしてやっぱり、あのスカートはうんこだ。←
▽あまちゃん関連
大ヒットしたNHK朝ドラから飛び出した、歌と生中継の演劇による特別企画。劇中歌の「暦の上ではディセンバー」から、小泉今日子、薬師丸ひろ子まで出てきたサプライズメドレーがすごかった。紅組に「あまちゃん」を入れられれば、結果はもしかしたら変わってたのでは(笑)
▽その他
浜崎あゆみのトップバッターは5年連続ですかね?声も出なくなったし、この出番にも慣れが出てきたしで、あんまりいい印象はないのが正直なところ。そろそろ引き際なんじゃないですかね。AKBグループが演歌勢のバックで”学芸会”してたのもつまらなかった。画面も散らかるし、正直見てて邪魔に感じた。そんな中でも特に許せなかったのがSexy Zone(笑)。5曲メドレーだったのですけど、20秒あるかどうかでつめこんでいるし、その割に曲のサビとかもいまいち良さが見えてこないしで、このグループは何がしたいのかまったく分からなかった。もう来年は出ないでほしいんですけど、事務所がねじ込むんだろうなあ。徳永英明は「夢を信じて」の選曲が個人的に熱かったし、miwaや坂本冬美もよかったので、見どころはあったけど全体的にはマンネリ感やら、迷走を感じる前半でした。特に前半10組で見どころは徳永さんくらいとか。来年もこれなら最初から見る必要はない。
後半は、EXILE、ももクロ、金爆と出だしから豪華で目が離せなかった。金爆(ゴールデンボンバー)はまさかのダルビッシュ大回転→偽物でしたーまでの流れが最高で、年末最後のバカ笑いができた。Perfumeのプロジェクションマッピングを体に投影した演出は見事だったし、美輪明宏や泉谷しげるなどベテランはやっぱり魅せてくれた。でも、やっぱり五木ひろしの後ろにAKBはいらない(笑) 嵐は毎年演出に力が入ってて、今年はどんなものかと期待していたんですが、思ったよりは古い技術を使ってきてて新しさがなかった(苦笑) ジャニーズでは関ジャニが一番勢いがあってよかったかなあと思いました。AKBは大島優子の卒業ゲリラ発表が、結局視聴者にしてもメンバーにしても悪影響だったような気がします。あれが無ければ楽しいステージだったと思うんですが。。そういや今年は人文字がなかったですね(ちょっと期待してました。残念)
▽紅白に見る、アジア隣国との関係について
東北の被災地に強くスポットが当たった反面、国際色は薄かった去年の紅白に置いては、唯一、台湾の音楽番組と中継を取ったのが福山雅治。向こうの番組の人たちも割と友好的に福山さんに声をかけているようで、けっこう印象的だったなあ。今、日本と中国、韓国あたりは国際情勢的にすごい仲悪い感じになってますけど、やっぱり日本の企業の工場が中国にたくさんあったり、身の回りにあふれてる”MADE IN CHINA”の多さだったりとか、関わりや接点の多い隣国なので、政治の上での仲の悪さを、政治家の立場ではない関係ない私たちが影響されて持ってるのもどうかと思うし、日本に来てる留学生とかバイトのレジ打ちの人とかも、日本に好感を持ってる人が多いし。政治的な話は抜きにして、ちゃんと仲良くしていくべきだよなあって思います。歴史的な面は不勉強な部分も多いので、きっと知らなきゃいけないというか、聞かなきゃいけないことも多いんでしょうけどね。
▽まとめ
ゴールデンタイムで力のある歌番組が「Mステ」くらいしか無くなった関係か、出演者の多様性がちょっとなくなってきた気がする昨今。人気を稼いだ「あまちゃん」も所詮は飛び道具だったし、テレビの人気者が集まってるはずの番組も、来年からはちょっと危ういかなあって気はしました。一度は改革したこの番組もちょっとマンネリ気味だし、来年はもうちょっと前半に面白さと出演者の厚さが欲しいところ(とどのつまり、前半10組くらいのつまらなさは歌手の層の薄さのせいだろうw) 音楽シーンにおいては、今年はもうちょっと風通しがよくなればなあって思ってる。世界での活躍のニュースとか、最近話ではよく聴くんだけど、実感できる場面が少ない。あと、けっこう今年は10周年とか、15周年とかのアーティストも多いみたいなので、そういうとこからも奮起に期待したいと思います。ちなみに木村カエラも今年10周年なので、ファンとしては、できれば紅白に出てほしいなあ・・・って思うんだけど、よっぽどの活躍がない限り無理だろうなあ。でも見たい。笑
※そういえば紅組司会の、綾瀬はるかさんの活躍を書くのを忘れていました。紅白で、あれほどカミ倒した司会も、珍しいっていうか(笑)でも、「花は咲く」の歌唱は普通に素敵でした。
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2013年の紅白は曲順からして白の勝利は確定してたようなもんかと(笑)
返信削除ただ、曲順とサブちゃん補正抜きでも白が印象的なアーティスト多かったかな~と思います。
あとは同じような感想ですかね。あまちゃん関連は、曲前のミニコント的なグダグダなやりとりが
視聴者的にそのあと歌う歌手へ気持ちが入っていけなくて・・・。後半のあまちゃんコーナーに集約させたほうが良かったかなと思います。あまちゃん未視聴の人は余計にそう思ったかも。
金爆は面白かったですね。前年が物足りなかったので、今年はかなり面白かったです。
紅白同様、音楽シーンも今は代謝が悪い状態ですね~。歌番組見ても同じようなアーティストしか出てない印象なんですよね。AKB系、EXILE一族、ジャニーズの似たようなユニットで回してるような・・・。そんな感じ。未だにシングルCDに固執してたり、シーンも停滞気味で老廃物が溜まってる状態です。
今年はシーンを掻き回してくれる存在が現れることに期待したいですが、その前に業界が見てみぬふりしている現状の悲惨さに向き合う必要があるのでは、と感じていますね。
長々と書き連ねましたが、今年もよろしくお願いします(笑)
>チェイスさん
削除歌番組からスターが出る事ってそうとう減りましたよね。
事務所からオーディションで勝ち上がる感じの女性ソロとかは、
きびしい時代になったように思います。
このままでは事務所か、ライブで強いアーティストだけが生き残ってしまいそうで、危機感感じます。
あ、そういえば「綾瀬はるか」という重要な要素を書き漏らしてました(苦笑)
今回の紅白で一番株をあげた気がする方なんですがww
今年も何とか時間割いて、ブログ続けていきたいと思います。
Twitterでもよろしくどうぞ!!
欧米は既にライブが稼ぎのメインになってますね。日本でもその流れは徐々に来ているのかな~と思ったりします。ただ、日本は海外の活動の割合がほとんどないので、国内で少ない牌を取り合う状況になってしまいそう。という憂いもあったり・・・。
返信削除そういえば今年の紅白の真の勝利者といってもいい綾瀬はるかの存在が!
あんなにスリリングな紅白は初めてでした。目が離せなかったですw
>チェイスさん
削除綾瀬はるかはあとで追記して書くしかないですね!!笑
すこしずつ「海外」に出ていけてる感じがしてるのが最近ですからね。
セカオワ、きゃりぱみゅとかは、YouTubeをその足掛かりにうまく使えた2組でしょうか。
旧来の職業作詞家みたいのが、演歌やアイドルを通じて生き残ってるのも
日本の特徴でしょうか。
こうやって考えると複雑なんですよね。日本のシーンって。
いろんなところが利権を取り合ってる気がするww