ワイルドバンチ･エピローグ その8

 

８月１７日、１８日と開催された
「WILD BUNCH Fest. 2013」のレポートです！

前回のレポではSiMや10-FEET、tricotのレポを書いたので、今日はその続き。
奥田民生の「On the sea」での奮闘、大トリのthe HIATUSの感想を中心にお送りします。

長らく続いたワイルドバンチのレポも、これで完結編！！！
最後までぜひぜひお楽しみください！！！

 

きらら博公園の浜辺に隠されていた第４のステージ、
「On the sea」がついに私たちの目の前に姿を現しました。
潮の満潮によって砂浜が海水につかり、離れ小島のようになった高台のテントの下で、
いったいどんなライブが展開されるのか？
この人のために、会場近くには大勢の人がつめかけていました。


★奥田民生・ひとり股旅

 

Wind Spirit近くにある建物から、

自転車をこいでOn the seaまで激走してきた奥田民生ｗｗ
いきなり会場の笑いを取り、つかみはばっちり！

そして、おなじみのテーマ曲が流れてきます。
調べたところ、「ブルームーンギャラクティカ」という名前の曲らしい。http://youtu.be/Qf42EdNRbII

「こんにちは。ようこそいらっしゃいました～」
「今日は実験台です。今回、私ただ一人、ここでやってみろということです。
場所が場所なんで、超、テキトーにやらせていただこうかと」

さすが民生、やる気がありません。ｗｗｗ

「昼まではまだ広島にいて、正直、来るのやめようかと思ってたんですけど・・・」
「本当はあっちのステージ（メイン）でライブがしたかったんですけど、
あっちはイレズミをしていないと入れないってことで（会場爆笑ｗ）
僕も来年は、プチ入れ墨をして、向こうのステージにでたいと思います。シールですけど（笑）」

やっぱり民生、宣言通りのテキトー感です。ｗｗｗ

ライブはいつも通りの民生さんのギター弾き語りスタイル。
しみじみの民生さんの歌詞と歌、ギターを堪能させてもらいました。
カバー曲はなくて、自分の曲ばっかりでした。

「暗くなってきた。いい感じになってきましたよー。
孤独なのは変わりませんけど。（笑）」

砂浜に向かって歌う民生ですが、こちらの様子がよく見えず、
風はお客さんに向かって吹いていたので、民生さんの声は私たちはよく聞こえてたんですが、
逆にお客さんの声がよく聞こえなかったそうです。
ここを新人に任せたら心が折れるとも言っていましたｗｗ

「感想を言わせてもらうと、悪くないっすね。
来年はぜひ、後輩にやってほしい。ハイエイタスの細美君とか。バンドで出てほしい。
あとは、スカパラとか。スカパラ３人くらい海に落ちてほしい（会場爆笑ｗｗ）」

本編最後におなじみ「さすらい」を歌い、会場が手拍子につつまれたところで、民生さんは乗ってきた自転車に乗って、
夜の海辺を疾走して帰っていきました。まあ、１分後にはアンコールで戻ってくるんですけどｗｗｗ
アンコール含め全９曲。カエラちゃんがカバーした
「マシマロ」も歌ってくれたよ。本家が生で歌ってるのが聞けてうれしかった！

（セットリスト）

1．愛する人よ
2．それはなにかとたずねたら
3．ひとりカンタビレのテーマ
4．アーリーサマー
5．なんでもっと
6．CUSTOM
7．さすらい
8．マシマロ（アンコール）
9．イージュー★ライダー（アンコール）

夜になり、幻想的なライトアップを見せるきらら博公園。
しかし、ライブはまだ終わっていません。
２日間の大トリ、細美武士率いるthe HIATUSがライブを繰り広げている最中でした！


★the HIATUS

「口とかすっげぇ柄が悪いけど、
まっすぐで正しいことを言う奴が多い！」と細美さんが言った、
山口県の人たちを相手にしたHIATUSのライブ。どこまでも真っ直ぐな感じでした。

「もし今このステージが倒れてきたら、
おれも一緒に下敷きになって死んでやるよ。そのくらいの気持ちなんだよ。
俺も４０だし、なにかこの世界に爪痕を残してやりたいしさ！
本気でおまえらにぶつかっていくから、よろしくお願いします！」

的なことを言っていたと思う細美さんのMC。（微妙に違う部分はあると思いますが大目に見てくださいｗ）
ハイエイタスは去年のモンバスで見た以来でしたが、なんか去年より急成長してませんか？
細美さんの存在感！ていうか、もうすぐ４０なの？！
私のほうが老けてない！？１０歳以上下のはずなのに！！←

初日に同じく、スタンディングの後方では
意味不明なサークルモッシュが巻き起こってまして、
正直イライラしておりましたが、細美さんが
とにかく自分たちに向けてまっすぐメッセージや歌をぶつけてくれるので、
それを受け取ることに集中しよう！って思えました。

「おれたち若者の力が集まったら、原発もなくなると思う。ある意味、そういうパワーが集まる決起集会だと思ってます！」

若者の力を信じてる言葉ですね。絶対力合わせたら政治変えられるし、
私たちが変えなきゃいけないんですよ。いいと思える方向に。

多分この先の日本、それほど明るい未来はこないと思うんですよ。（ネガティブではあるけど。）
でも、少なくとも自分が選んだ結果であれば、
この先がどんなつらい未来でも、選んだものに納得はできると思う。
だめなのは参加もせず何も考えずに、ただ被害者面をすることだと思う。
そうじゃなくて、そんな時代でもいかに明るく、自分らしく生きれるかが大事なんだよ！

まあちょっとライブレポのほうとは話がそれましたが、
あえて細美さんがそれを話したことによって、
少しでも自分たちの未来のことや、自分たちの将来のことを考えれたら、
たぶん成功なんじゃないかなって思いました。

そんなライブで、みんなは何を感じたか。

（セットリスト）

1．The Flare
2．Monkeys
3．Deerhounds
4．Superblock
5．Horse Riding
6．Waiting For The Sun　←ここからライブに合流しました
7．Insomnia
8．ベテルギウスの灯
9．紺碧の夜に（アンコール）

アンコールで最後に歌ったのは「紺碧の夜に」。
1stアルバムの中の曲なんですが、
海に囲まれたきらら博公園のきれいなロケーションにも合ってるように感じて。
いつもよりキラキラした感じの「紺碧～」になってて、最後を締めくくるにふさわしい曲になりました。

”満天の星空も 冬の日の夕闇も
航海に浮かべて
僕らは 月の影にそって 歩き続けるんだ”

みんな拳を突き上げて、２日間のワイルドバンチフェスは終わりを迎えました。

終演後は、終わっちゃったなーっていう寂しさを引きずって
会場をあとにした思い出が強いです。
たくさん人のいるフェスの中で「ひとり」を感じるというのも変な話ですが、ぼっち参戦して、終わった後の気分って
「うわー！これからまた１人かー！」って気分になって、すごいさびしくなるんですよねｗｗ

でも、今まで見たもの、感じたものは嘘じゃないし、
実際にあったことなんだなっていう実感も間違いなくあって。
早く次のライブに行きたくなった（笑）


そう思った次の日には、次のライブのチケットを手に握っていました！
次回は９月５日のグドモ＠高松DIMEで！行く人はまた、お会いしましょう！（笑）


★こぼれネタ⑤

今回のワイルドバンチでも、私キムナナはいろんなものを食べました。
写真は呉のまぜそば。８記事書いたワイルドバンチのレポでは、全部で６種類のフェス飯が登場しましたが、
フェス飯の写真がどこにあるのか？あらためて探しながらレポートを見返すのも、ある意味楽しいかもしれませんね！（笑）

以上で、レポートを終わります。 最後まで読んでくれた方、ありがとうございました！！